【62.0h】
[英語]��58
ビジュ 焦点55 +1
基本700+CD 2.主語+動詞+準同士、etc. +1
単語集 +1
[数学]��206
1対1対応 整数 +5
赤チャ 三角関数の極限 +7
合計 3.0h
BLUE BACKS B-1128 「原子爆弾-その理論と歴史」山田克哉著 (講談社)
7章 核分裂理論の聖書「ボーア=ホイーラー核分裂理論」を読んでいるところ。
今までの使用済み核燃料を約43t保有し、六ヶ所村核燃料再処理施設が今年の6月から稼動。
年間最大800トンの再処理能力を持ち、このうちの約1%である8トンのプルトニウムが作られます。
なんと核弾頭1000個分に相当するから、オドロキ桃の木!
人工衛星を打ち上げる技術・・・核弾頭を搭載したミサイルに転用できる。
遠心分離器などの精密機器・・・不純物を除き純度を確保するために濃縮する方法として使用。
以上より
先進国では、なにか別の意図があるのではないかという必要のない疑惑の目でみている。(イランのケースと同じ)
世界の首脳陣がヒソヒソ・・・。
もう一つ再処理工場からの放射能の放出があるがこちらのほうが重大!
すこし大げさに言うと、
原発における1年間の放出=再処理工場における1日の放出
【ウラン235型(広島型)の作り方】
原理としてはウラン235を臨界量より少ない量の2つの固まりに分け、一方の固まりが火薬の爆発力によって他の一方の固まりにぶつかり、一瞬のうちに臨界量以上になるようにする。
ウラン爆弾もプルトニウム爆弾も、そのすべてを核分裂させるには技術的限界があって、実際には臨界量の10%〜20%だけが核分裂し、大部分は核分裂しないまま飛散してしまう。
①ウラン鉱山に行って閃ウラン鉱を掘り、鉱石を粉砕して酸で成分を浸出し、液体と固体を分離したら、つぎにアミン抽出を行いアメックス変換後、溶離する。
②電解還元を行い、フッ化沈殿処理を経て脱水してやると四フッ化ウランが出来る。これを更にフッ化すると中間目的の六フッ化ウランが生成する。この中には連鎖反応を起こすウラン235(大体ウラン235の比率は0.7%位)と連鎖反応を起こさないウラン238が混在。
③原子爆弾の材料にするには95%位に高める必要がある。----濃縮
同位体なので化学的反応ではできないので、物理的方法をとる。つまり濃縮方法として、「遠心分離法」を採用する。
なぜ遠心力によって分離できるかというとウラン235とウラン238とでは中性子3個分の比重差があるから。
95%まで濃縮ができたら、今度は冷却すると固化し、これを還元すると濃縮された金属ウランが出来る。
④出来上がった金属ウランを円柱状に加工する。
くれぐれも臨界量のウランを一箇所に固めて置かない。
⑤金属ウランの円柱を2個作ったら、今度はそれがすっぽり収まるような頑丈な円筒を用意する。円筒の片側にまずウラン円柱をセットしてボルトで固定した後、頑丈な蓋をします。
⑥反対側にもウラン円柱をセットしてその外側に炸薬をセットします。この炸薬によって円筒内で二つのウラン円柱同士を叩き付けて急激な連鎖反応を引き起こすわけです。
⑦この炸薬には通常TNTを用いますが、TNTは取り扱いが面倒なので取り扱いが楽で安全なコンポジットC4を使用。
炸薬をセットして電機信管取り付けて出来上がり。