物理2007

まず最初に思ったのは、リード文とても長いですね。

大問1
Ⅰ.(1)
①復元力の大きさを、糸の張力Fと糸の両端を結ぶ線分と糸がなす角θで表せ。
②さきほどのθを長さLと変位xを用いて表せ。 → 数学における三角比の問題

復元力とは、(b)図における実線の箱が点線の位置にもどるときの力なんだけれど、リード文によると力は負の向きとなるが、力の「大きさ」と言った場合、マイナスをつけない。

(2)
単振動の周期Tは、1周まわるのにどれだけの時間がかかるか。
つまり、「円周2πr÷速度v」で求まるが、これを角速度ω(1秒で動いた中心角)を用いて表すと「全角2π÷角速度ω」
この2式より、周期Tを消去すると、速度v=r\omegaが求まる。
時間tで微分すると、加速度a=r{\omega}^2
物理の公式は互いに関係し合っているから、イモづる式に引き出せる。

Ⅱ.(1)
該当する図をえらべ。物理的センスをもつ方は「勘」で選べるらしい。
グラフ図からの選択方式は、2004年度から出題されている。

現象を物理的に考えなければならない。← むずかしい。



大問3の変遷
波動(07)←熱(06)←原子←熱(04)←波動←熱(02)←波動←熱(00)←波動←波動←波動(97)

力学においては、「2物体の運動」
2003年度から出題されている。
物理の問題に関しては、東北大学の過去問も演習には最適!



「摩擦力のあるベルトコンベア上のバネつき物体の運動」(1994年出題)
駿台コメント欄より引用。