RNAとタンパク質の合成
RNA合成はDNA上のプロモーターから始まり終結シグナルで終わる。
DNAの二重らせんのどの領域でも、通常は一方の鎖しか鋳型にならない。
細菌細胞は1種類のRNAポリメラーゼを使って全種類のRNAを転写するが、真核細胞は3種類の異なるRNAポリメラーゼを用いる。
DNAポリメラーゼは、DNAのある区間をコピーしてRNAを作る。
この過程をDNAの転写という。
プロモーターに結合することにより、RNAポリメラーゼは向きが決まり、隣接した遺伝子を転写するようになる。しかしどちらの鎖を鋳型鎖として選ぶかは、別のタンパク因子が指令する。[誤]
プロモータに結合すると、RNAポリメラーゼの向きとともに鋳型鎖も決まる。
RNA鎖は5’から3’方向に合成され、鋳型鎖と逆平行でなければならないからである。[正]