”極限”の理解?

数列の極限における無限の扱い方には注意が必要!

An = 1 + 1/n

1/nは n → ∞ のとき 0
この数列{An}は1に近づく

{An}をn乗した数列の場合、{Bn}とすると

Bn=(1 + 1/n )^n 

1に近づくものをかけ合わせるだけだから、当然1になるはずなんだが・・・。
極限の厳密な定義づけをしないから、しかたがない。(直感にたよるしかない)
実際に電卓で計算してみるしか方法はない。

B100 = 2.704・・・
B1000000 = 2.718・・・

どうやら、2.7辺りに近づくみたい。
無限にかけるというときは簡単にはいかない。



単なる直感に頼るとしても心細い。センスがあれば問題ないけれど・・・。
そこで大きさ(しいて言えば極限の強さ)の違いに注目。
2n - n^2 で n → ∞ とすると、2n , n^2 はいずれも∞
ここで大きさの度合いは、2nはn^2に比べて極めて小さい。
この考え方でケリがつく場合もある。

過去問をみると単独で極限の問題が出題されたことはないから、安心!



三角関数の極限とeの定義の理解(合わせて九つの式)を目標とする。
それとはさみうちの原理もおさえたいところだ!